鯖ドリル

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Palworld

無料のARMサーバーでPalworldを3週間遊んだ結果|天井はメモリではなくCPUでした

Oracle Cloud無料枠のARM(4 OCPU / 24GB)にbox64でPalworld専用サーバーを立て、最大4人で約3週間プレイした実測レポート。1人でCPU 160%、3〜4人で最大350%。メモリは余裕なのにCPUが先に天井を打ちます。ラグの正体、何人まで実用か、「マップMODのためにWindowsサーバーを借りるべきか」まで正直に書きます。

#Palworld#Oracle Cloud#ARM#box64#無料#ゲームサーバー#レビュー
目次

Oracle Cloudの無料枠にPalworld専用サーバーを立てました。最大4人で、約3週間プレイした結果です。

結論を先に言うと——

  • 3〜4人なら、無料枠で普通に遊べました(クリアまで到達)
  • 2週間、再起動なしで動き続けました
  • 天井はメモリではなくCPU。1人で160%、3〜4人で最大350%(上限400%)
  • 日によって位置が巻き戻るラグが出ました。原因は特定できていません

構築手順はこちらの記事にまとめています。

実測サマリ

項目結果
プレイ期間約3週間・最大4人
到達点極レイドとラスボスHard以外はクリア
CPU(1人)160%(4 OCPU=上限400%)
CPU(3〜4人)最大350%(上限の約9割で頭打ち)
メモリ約5.0GiB。ホストの空きは15GiB、スワップ0
連続稼働2週間の無停止(再起動なしで動き続けた)
費用¥0

天井はメモリではなくCPUだった

心配していたのは「Palworldは16GB級と言われるが、足りるのか」でした。測ってみると、余裕があったのはメモリの方です。

# Palworld本体(1人接続時)
  PID %CPU %MEM      RSS     ELAPSED
278807  160 21.5  5285500  3-15:37:14

# ホスト全体
Mem: total 23Gi / used 7.8Gi / available 15Gi / Swap 0B

ELAPSED3-15:37:14 は「3日15時間」を指します。これは途中で採った記録で、このあとも落ちずに2週間動き続けました

メモリは終始余裕でした。別のゲームサーバーと同居させても、15GiB空いています。

問題はCPUです。1人接続で160%、つまり約1.6コアを使います。box64でx86をARMに変換している分、ネイティブより明確に重くなります。

そして3〜4人では最大350%。上限400%の約9割で、そこから伸びませんでした。

複数人で遊んでいるときの実測がこちらです。サービス単位で見ると、palworld.service だけで**311.5%**を使っています。

systemd-cgtopの出力。palworld.serviceがCPU 311.5%、同居のDockerコンテナは7.3%

同居しているCore Keeper(Docker)は7.3%しか使っていません。CPUを食っているのはPalworld本体だと、これではっきりします。

つまり問うべきは「24GBで足りるか」ではありません。「4 OCPUで何人捌けるか」です。メモリ基準でVPSを選ぶと判断を誤ります。

実際どこまで遊べたか

極レイドとラスボスHard以外は、すべてクリアしました。

クリアできなかったのはこちらの実力不足です。サーバーの性能や不具合が原因ではありません。ボス討伐も拠点運営も、サーバー起因で詰まった場面はありませんでした。

「プロセスが起動した」ではなく、ゲームを進めてクリアできる水準で動いた。これが一番言いたいところです。

起きたラグ:位置が巻き戻る

一方で、日によってラグが出ました。症状はキャラクターの位置が巻き戻るというものです。

起きやすかったのは次の場面でした。

  • 土日など、特定の日(別の日はまったく出ない)
  • 離れた場所で処理が同時に走るとき(2箇所のボスに同時に挑むなど)

原因は特定できていません。 候補は3つあります。

  • 自宅回線・経路の混雑(週末に偏るのはこれらしい挙動)
  • Oracle側ホストの混雑(無料枠は他テナントと資源を共有する)
  • box64経由でのCPU飽和(350%まで達しており余裕が薄い)

体感では回線の影響が大きいと感じました。ただ計測値を見ると、CPUの余裕の無さも無関係とは言い切れません。切り分けきれていないので、断定はしません。

マップMODのためにWindowsサーバーは要るのか

遊んでいて不便だったのがマップです。「MODを入れるならWindowsサーバーを借りるべきか」と考えたのですが、調べると多くの場合その必要はありませんでした。

MODは3種類に分かれます。

  • ブラウザで位置を見るツール(REST API系)… サーバーのOSは無関係。ただしゲーム内画面には出ません
  • ゲーム内にマップを出すMOD(見た目の変更)… 各自のPCに入れるMOD。サーバーがLinuxでもWindowsでも同じ
  • レシピやパルなど世界の挙動を変えるMOD … サーバー側にも導入が必要。box64では困難

見た目やUIの変更は、クライアント側だけで完結することが多いのです。その場合、サーバーをWindowsに変えても得るものはありません

どちらのMODか見分ける方法 — 配布元の「Multiplayer」欄の指示に従います。Info.json"IsServer": true があれば、サーバー側にも導入が必要です。

不便さの正体は、サーバーのOSではありませんでした。参加者全員に導入させる手間です。これはサーバーを変えても消えません。

向いている人・向かない人

判断
向いている3〜4人の少人数で遊ぶ/多少のラグは許容できる/費用¥0で長く維持したい
向かない5人以上で遊ぶ/安定した挙動が要る/サーバー側MODを使いたい

まとめ

  • Oracle無料枠のARMサーバーで、Palworldを3週間・最大4人でプレイできた(費用¥0)。2週間の連続稼働も確認
  • ただし天井はCPU。3〜4人で上限の9割に達し、そこが実用の限界だった
  • 人数を増やすなら、変換レイヤーを挟まないx86のVPSが確実

構築手順は → Oracle A1(ARM)にPalworld専用サーバーをbox64で立てる手順

5人以上で遊ぶなら、テンプレートから立てられるConoHa for GAMEのようなx86のVPSが確実です